『野口雨情の萩小唄』を出版


『萩の笠山明神池は潮のみち引きままならぬ 雨情』
令和2年3月15日(日)、運命だったのかもしれないけれど、私はこの詩碑と巡り合うことができました。それから半年後の9月15日(火)、この一節が含まれる「萩小唄」について調査しまとめたものを出版するに至りました。(もちろん、無料で配られるものです。)A4判の用紙の両面に黒の一色刷りという質素なものですが、作成したものが評価されて出版することになったのですから、私にとっては大きな大きな萩へのあしあとになります。

雨情詩碑は、笠山のふもとにある明神池の畔で料理店を営む末武さんが、雨情生誕120周年の記念に平成14年(2002)5月に建てたものです。私の郷里、栃木県の塩原温泉にも縁のある野口雨情が萩を訪れて詩を残していたことが嬉しくて、友人や知人に知らせたくて編集したものをお見せしたところ、とても喜んでくださり話に花が咲きました。
その後、何度かお会いするうちに「印刷したものを店に置かせてもらえないかな?」ということになり、写真を入れ替えたり表現を直したりして原稿ができあがりました。そして、市内の印刷屋にデータを持ち込み印刷してもらったのです。仕上がったものを手にしてみると、自宅のインクジェットプリンターやコンビニプリントとは比較にならない鮮明な印刷、紙の手触りに感動せずにいられませんでした。
萩に住む人々でも、おそらくほとんど知ることのない『野口雨情の萩小唄』。末武さんのお話では、これまで私のようにまとめた人はいないそうです。「本当にありがとう。碑を建てて18年たって、こういう出会いがあるとは…本当に良かった。」と言っていただき、嬉しくてありがたくて仕方のない私です。