恵美須ヶ鼻造船所跡(世界遺産)

令和2年6月6日(土)、空は雲に覆われていましたが、まあそれほど悪い天気でもないし、6月に入ったからには少しずつ行動を開始していきたいという思いもあり、自転車で出かけました。

「明治日本の産業革命遺産」として世界文化遺産に登録されている萩市の5資産のうち、今回は「恵美須ヶ鼻造船所跡」を訪ねました。実は、構成資産のうち自宅からもっとも近くにあるのが恵美須ヶ鼻造船所跡です。

外国船の来航が多くなった幕末期、江戸幕府は海防強化を図るために諸藩に大船建造を解禁し、さらに萩藩などには建造を要請しました。そして、ここ恵美須ヶ鼻造船所においては2隻の洋式帆船が建造されています。安政4年(1857)に完成した「丙辰丸(へいしんまる)」はロシアの技術によるスクーナー型です。また、万延元年(1860)に完成した「庚申丸(こうしんまる)」はオランダの技術によるコットル型です。

ロシアとオランダと異なる技術による造船を、1つの造船所で同時期に行った例は他になく、幕末の洋式造船技術導入期の様相を知る上でとても貴重なのだそうです。

萩市による発掘調査等は平成21年(2009)から4か年かけて本格的に実施され、その後現在も続けられています。このため、現存がはっきり認められるのは次の写真の石造堤防部分のみですが、少しずつ明らかになっていくであろうその姿を、見守っていく楽しみもあるというものです。

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